baiser de lange【ベーゼドランジュ】 Blog
2019/01/09 09:59
はじめまして!ベーゼドランジュの店長です😊
この度はこの記事に目を通して頂いてありがとうございます。
おむつケーキのお店はたくさんあれども、それでもこのお店を開店しようと思ったのには訳があります。
私は数年前、子宮を失いました。
子供はずいぶん前に1人出産しており、元気に育っておりますが、2人めを妊娠した際に流産してしまい、それ以降ひどい生理痛や腰痛に悩まされていました。
PMSと診断され、ピルを服用して何年か様子をみていましたが一向に良くならず、気づけば子宮は随分と肥大していました。
生理でない期間も常に下腹部が痛く、ピルの副作用にも日々悩まされ、日常生活もままならない。
もうどうしたらいいのかわからない…
そんな時に産婦人科の先生に言われました。
「もしもう出産されないのであれば、子宮を取ってしまわれてはどうですか?」
ものすごく悩みました。
子どもはすごく好きで、兄弟を作りたかったけど流産してしまい、それ以降できなかった。
いつしか自然と諦めていたけど、「子宮を取る」という決断を迫られて「取ってしまえばもう本当にできない」と思うと本当に悲しかったです。
でも、日常生活に支障をきたす状態で旦那様や子どもに迷惑をかけ続けることを考えると…
旦那様とも相談して、年齢のことも考えて「子宮摘出」の選択をしました。
ちょうどそんな折、私の妹に子どもが産まれました。
他にも姪っ子たちはいるのですが、自分がもう産めないとわかってからの姪の誕生はどこか複雑な気持ちになりました。
何か出産祝いをしよう、そう思った時に
「すでに上の子がいるからベビーグッズや服はいらないし、かといって現金を渡すのも生々しい。何か使える消耗品のほうが助かるのではないか」と考え、おむつが思い浮かびました。
でも、子どもの肌は千差万別。どのメーカーが新しく産まれた姪っ子に合うのかわからない。
かといってあれこれおむつを買って渡すのもかさばるし、使わないメーカーが出たら処理にも困る。
それにおむつをどーんと渡すだけというのも味気ないし…
そこでおむつケーキを作ることにしました。
※写真はその時のケーキです
私が出産した時にはおむつケーキなんていうものは流行っていなかったので存在も知りませんでした。
出来上がったものがとても可愛く、こういうものが喜んでもらえるならもっと色々できるのではないか。
そう思ったのがきっかけです。
自分の子どもが乳児期の時にどうだっただろう?
自分ならどんなものが欲しいだろう?
こんなギフトを貰ったらどう思うだろう?
そんな思いで日々商品を考えています。
送り手と貰い手、どちらも喜べる出産祝い。
そんなお手伝いがしたくて立ち上げました。
もちろんまだまだ未熟なところもありますので、様々なご意見をお伺いして、どんどん良い方向に改善していきたいと思っております。
どうぞ応援のほどよろしくお願い致します🙇💦